2日後の報告
ミックスボイスが見えた次の日は全く歌わなかった。
で、2日後の今日、休憩しながら5時間ほど適当に歌った後の現状を報告。
・ぱっと歌ってみて、一昨日の状態と少し違ってたからあせったが、しばらくして「ミックスボイスに間違いない声」を確認出来た。その後は、ある程度安定してミックスボイスを出すことが出来た。気持ちいい。油断すると以前の「蚊の泣くような、ミックスボイスのような声」に戻ろうとするけれども、最低の状態でも3日前よりはマシである。
・今日は、顔に神経を集中させて「顔で歌う」ようにすることで太いミックスボイスが出せた。今はそうすることで、喉や首から余計な力が抜けるんだろう。かっこいい顔で歌うのは後回し!
・一昨日より、地声からミックスボイスに滑らかに繋がらないような気がするが、それも後回し。ひとまず今は、「ミックスボイスを出した時の感覚を体に覚え込ませる」ことを最優先にする。やっと掴んだ感覚だ。もう離さないぞ!
・一昨日は鼻の裏に息をすごく感じたが、今日は意識して発声してもあまり感じなかった。もう慣れたのか。それとも息の量が足りないのか。
・良い状態の時に、自分の地声限界近くの音階を、わざと地声で歌ってみたところ、以前よりも明らかに楽に歌えた。まあ、これはミックスボイスに限らず、力が抜けてうまく共鳴するようになった時に自然とそうなるんですが。(個人的にこれを、「歌のレベルアップ」と呼ぶ。快感である。)
・やはり喉の力を抜くことが重要だが、これがまだまだ難しい。喉仏も出来るだけ力を抜くようにしているが、抜けているかどうか。以前から感じていることだが、首から上の力がうまく抜けると、首から上が綺麗に共鳴して、「ラッパのように」声が出る。常にこの状態で歌えるようにしたいが、難しい。
ミックスボイスの練習曲
私は洋邦・新旧を問わずいろんなアーティストの曲を弾き語りしているんですが、その中で、「これ、ミックスボイスの練習に最適やん!」という曲を見つけたので書いておきます。
それは、
林田健司「波音に今・・・」
です。
この曲がミックスボイスの練習の最適だと思った理由は・・・
①良い曲
②演奏が(リズムを除いて)ギター1本だけの弾き語り曲である。コード進行もオシャレっぽくて、ださくない。
③テンポがゆったりで早口な部分もないため、発声を調整しながら歌える。
④歌の達人である林田健司が、いくつもの裏声(含むミックスボイス)を使い分けているので、いろんな声色を試せ、使える。
⑤地声とミックスボイスが繋がっている部分が少ないので、ミックスボイス初期段階でもそれなりに歌えて、聞かせられる。
と、言った具合です。
この曲は全くもって無名曲ですが、収録アルバム「白組」はブックオフやアマゾンで最低価格で投げ売りされているので、入手も容易です。
残念ながらSpotifyにはありませんでした(2018年5月現在)。
ミックスボイス習得は難しくない
ミックスボイス習得は難しくない
理由①
ミックスボイスを「見つける」のは難しくない。
ミックスボイス習得は難しいと言われる。それはその通りだろう。
だが、私は1ヶ月でミックスボイスが「見えた」。完全習得して歌に使える状態まで持っていくのはもちろん長い月日がかかるだろうが、いったんミックスボイスが「見えて」しまえば後はそれを育てていくだけ。
「見えた」のレベルはもちろん個人差はあるだろうが、「見える」までは早い!と思えば心理的に楽。
理由①での結論
ミックスボイスを「見つける」のは難しくない。
理由②
コツさえわかれば習得は出来るはず。
Youtubeでミックスボイスを習得している人の動画を見ると、ミックスボイスを歌に使えてはいても、歌がクソ下手な人は多い。
「クソ下手」というのは「歌のセンスがない」ということではなく(もちろんそれもあるけれどここで話す事とは別)、「発声が下手」ということね。要するに、「聞き苦しい歌」を指す。
ここからわかることは、ミックスボイスを習得するために「プロレベルの完璧な歌のスキルや筋肉などのフィジカル」は必要ないことがわかる。
理由②での結論
ミックスボイス習得に 「プロ並みの完璧な発声」は不要。それはミックスボイス習得してからゆっくり挑戦すればよい。尻込みするな!
理由③
徹底して科学的にトレーニングすれば習得は早い。
ミックスボイス習得が難しいのは、「今までの癖が抜けない」ことに尽きると思う。適当に歌ってミックスボイス習得出来るのなら、プロ歌手はみんなミックスボイスで歌えているはずだが、デビュー後に発声がミックスボイスに変わったプロ歌手というのはほとんど聞いたことがない。(ミックスボイスで歌っているか否かは非常にあやふやな所があるが、それに関してはまた別の機会に。)
特に日本人歌手は地声のみで歌っている人が非常に多いし。「うまく歌えること」と「ミックスボイスで歌えること」は全く別である。
「適当に歌っていてミックスボイスは習得出来ない」イコール、「徹底して科学的にトレーニング」すればミックスボイスは習得出来るはずだ。
ミックスボイス習得期間中は「今までの癖を徹底的に取り払う」事に集中し、決して今までの「自分が気持ちよく歌える地声だけの発声」では歌わないこと。地声発声の癖が戻ってきてしまう。そのためミックスボイスが見えるまでは、間違っても友人の前で「うまく歌おう」としないこと。カラオケは禁止で良いと思う。
理由③での結論
ミックスボイス習得出来ないのは、「徹底」出来ていないだけ。
理由④
ミックスボイス習得のトレーニングは、歌がうまくなるための一つの手段でもある。
先程 「うまく歌えること」と「ミックスボイスで歌えること」は全く別である、と書いたが、ミックスボイス習得は力みを取ったり、息をコントロールするためのボイストレーニングでもある。
そのため、最悪ミックスボイス習得が出来なくても確実に歌はうまくなるだろう。そう考えれば、その練習は苦にならないはず。だって、みんな最終目標は「ミックスボイス習得」ではなく、「人を感動させる歌を歌う」ことでしょう?
理由④での結論
ミックスボイス習得の過程で、あなたの発声は確実に良くなっていくだろう。それでも諦める?
ミックスボイス習得へのアプローチ
1ヶ月感、ネットやYoutubeを参考にして私がやって来たこと。
・マリオ声の物真似で、ミックスボイスのイメージをする
・声帯閉鎖の感覚をつかむ
理由・・・芯のない裏声を芯のある声にするために必須(らしい)
・息を吸いながら発声すれば確実に声帯閉鎖になるらしいので、その感覚を掴む
・息を吸い込み、途中で喉で息を止めると声帯閉鎖
・アアア・・・というエッジボイスの発声をやって、声帯閉鎖に慣れる。簡単にエッジボイスの音を出せるようにする。
・普通の裏声に声帯閉鎖を加えて、声に芯を加える。そのまま響きを前に出して、いわゆるヘッドボイスを出せるようにする
ミックスボイスらしき声を育てる
・裏声でも地声でもないミックスボイスの声をつかんだら、それに息を通せばミックスボイスになるはず。この感覚を意識して、まだ歌に使えない状態のミックスボイスを育てていく
・とにかく喉の力は抜く。喉を開ける。喉の空間を広げる。
・地声で高い音を出す時、喉に力が入っているとスムーズに移行できないため
・低音発声の喉の状態のままを維持する→そうすると地声で高い声は出ないため、ミックスボイスまたは裏声にギアチェンジして高音を発生するようにする。当然最初は声が裏返ったり、途中で切れたりして滑らかに移行できない
・喉の奥に大きいボールが入っているイメージ
・口から一本の太い鉄パイプを喉の奥に通すイメージ
・喉仏の力も抜き、喉仏が上がらないようにする
・私の場合、喉仏はずっとノーマークだった。最終的に喉仏を前に出すようにして喉仏の力が抜けた時、ミックスボイスが出来た。
・ハイラリ(歌う時に喉仏が上がってしまう状態)にならないよう、喉仏を下げたまま発声することを意識する。
・裏声の時、喉仏が引っ込んでしまうと女声になるらしいので、喉仏を出して発声する
・鼻腔共鳴させる
・裏声はもちろん、特に地声。音が高くなるにつれ鼻腔共鳴を増やすイメージだが、最初は難しいので常に鼻腔共鳴させるつもりでやる
・裏声から、地声からの両方のアプローチでミックスボイスの練習をする
・どちらからもミックスボイス習得は出来るはずだが、両方のアプローチで練習することで、習得までのスピードは2倍以上になると思われる
・地声を出来る限り鼻腔共鳴させて発声する。うまく鼻腔共鳴させると、鼻から声(息)が出るような感覚で歌える
・裏声を、出来る限り低い音階まで発声できるようにする
普段地声で出す音階を裏声で出せるようになれば、それに声帯閉鎖を加えれば理論上はミックスボイスになる!?かどうかは不明だが、個人的にはミックスボイス習得への近道だと思う。
・裏声(ヘッドボイス)を芯のある地声のような声に近づける
・広角を上げる
・ふつう裏声を出す時、舌はひっこんでしまうので、舌を出したまま裏声を出す
以下雑記・・・(後日まとめます)
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ミックスボイス習得を始めた1ヶ月前から、ほぼ1日も休まずに練習をしてきたので、それを簡単にまとめます。
・毎日家での練習なので思いっきりは歌えないが、ミックスボイス習得の初期段階は、「地声張り上げの矯正」が最重要のため、必然的に声量は出ない。
・とにかく喉に力を入れないこと。力が入った時点でミックスボイスは出来ない、滑らかに繋がらないと考える。
・私の場合は最終的に、喉仏に入っていた力を抜いたことでミックスボイス一本化が見えた=喉仏の力を抜いたら、お腹から鼻の裏まで1本の息が通った。その状態になると、裏声で歌えば自然にミックスになる。「裏声で歌うが、お腹から出た息が鼻裏まで通り、共鳴している」。共鳴させるために、首から上は力を抜く。それが出来ても、音階移動するには声帯閉鎖も関係するため、さらに難しい。脱力したまま「お腹から鼻裏まで息を通し続けられれば」ミックスの歌声は持続するはず。
・喉仏の力を抜くには、喉仏を前に出すようにする。歌っているときに舌の付け根を意識して、軽く動かすようにすれば喉仏の力が抜けるような気がする。
・地声での高音発声とミックスボイスの高音発声は全く別物として考える。癖で高音発声前には思いっきり息を吸い込んで、上半身に力が入るが、それをやめる。
息は鼻からだけ、最小限入ればよい。たくさん吸い込まなくてよいし、たくさん吐かなくてもミックスボイスは出せるとイメージする。そうイメージしないと力は抜けない。
・高音での息は、太く大量の息を吐くのではない。細く速い息をピンポイントで頭部や額に通すイメージ。
・喉・首は出来る限り広げるイメージで。喉の奥にでっかいボールを入れているようなイメージ。もちろん首の力は抜いて、肩が上がっていたら下げて、胸も脱力させる。普通に話している時の喉のように、力を抜いて歌う。
やっとミックスボイスが「見えた」。
ミックスボイス習得のため、Youtubeとネットを参考に独学を始めて1ヶ月。
今日やっとミックスボイスが見えてきたので、この貴重な日々の備忘録としてこの記事を記したい。欠損がないよう出来るだけ情報量を多くしているため、読みにくいのはご容赦いただきたい。
今日出来たことを大雑把に言うと、
・初めてG付近の「ミックスボイスらしき細い声」を「歌に使えるレベルの声」にできた
・と同時に、ミックスボイスと地声が一本化できた
細かく言うと・・・
・久保田利伸「LA-LA-LA Love Song」のサビなどの部分を、明らかに裏声ではない声で歌えるようになった。地声が混ざっている感覚もあるので、ヘッドボイスではないはず。
・今まではG付近で裏声よりは芯のある「ミックスボイスぽい声」は出せていたが、極端にか細く、音量もない声だった。歌に使えない声のため、当然地声と滑らかに繋がらない。地声を無理やり裏声っぽく弱くして繋げようとしたりしていた。
・その「頼りないミックスボイスのような声」に息を通すことができるようになった=「歌に使える声」に達した。地声のように扱える裏声、のような感覚か。
・その発声イメージは裏声。首から上は裏声を出すような状態で、お腹から鼻の裏側にかけて、鼻裏でシューシューと感じる息を通す。どっちかと言えば細くて鋭い息。太く厚い息ではない。
今まで裏声・ミックスボイス(のような声)は首から上だけで歌っていたような感じだったのが、お腹から鼻の裏側まで1本の息が通ったような感じ。
・一度「裏声に息が通せてしまえば」、息の強さと量をコントロールできる=声の太さを変えられる
息を当てる位置を変えられる=より多く共鳴させられる
共鳴が増すと、より地声っぽくなる。
現時点でまだ声帯閉鎖は意識していないため、息漏れの多い声だが、このままでも(以前に比べると)歌に使えるレベル。
・コツがわからなくなって見失ったら
まずは中高音(G付近)~高音を出来るだけ頭部共鳴させるように裏声で出す。そのイメージで、中低音も同じように声を出すと滑らかに繋げられる声が出る。(高音と同じイメージで中低音を出す。)
まずは「LA-LA-LA Love Song」のように地声で歌う音階の少ない(キーが高い)曲で練習すると良いと思う。第一段階として、中高音~高音を滑らかに安定して歌えるようにする。
・当然の事だが、 ミックスボイス習得のためには、地声だけ、裏声だけの発声にならないようにする。ともにうまく頭部を共鳴させて、お腹から鼻の裏側に1本の息を通すイメージで。息さえ通れば歌声のコントロール(声の太さや響きを変える)はたやすい。
つまり、息が通れば滑らかに音階移動が可能。
地声に裏声を混ぜるイメージは現在の私には難しい。
今日は「地声の音域を裏声で出してみる」と、自然にミックスになっていた。
・私の地声の最高音はG。喉に力が入るため、曲によってはA#も歌に使えない。声域は狭い方。低音は過去のトレーニングのお蔭で力みのないナチュラルな声が出せていると思うが、中低音から喉締めの癖がとても強い。ミックスボイスを習得したいと思った理由のひとつ。